1. 補助金情報を収集する重要性
補助金が始まったからと言ってあなたの会社に中小企業庁の人間が来て「この補助金どうですか？」みたいなマーケティングはしてこない。使える補助金を早く見つけるには自分から情報収集を行う必要がある。補助金情報を正確かつ迅速に収集することで、早期に準備し、より理想的な形で補助金の申請を行うことができ、資金調達の選択肢を広げることが可能になる。そのためにも、補助金の情報収集をどこで行えばいいかは以下の通り。補助金をやっている人間が虚無の心で下記のページを眺めていたらそっとしておいてあげてほしい。
補助金をやることになった者に関しては、以下のサイトをすべて巡回すると大変なので、自分にとって有用そうなサイトをいくつかマークし、毎日巡回するのをお勧めする。
2. 公的機関の補助金情報サイト
2-1. 中小企業庁「ミラサポPLUS」
とりあえずここ。ここの内容だけで記事1本かけそう。「ミラサポPLUS」は中小企業庁が運営する支援情報サイトで、補助金・助成金に関する最新情報が出ている。このサイトでは、業種や事業規模に応じた支援策を検索することが可能で、補助金の概要や申請方法も解説されている。補助金の公募情報が定期的に更新されているため、最新の情報を得るためにはチェックすべきサイト。最近出たの「ローカルベンチマーク（通称ロカベン）」や、「成長加速マッチング」はこのサイトにある。補助金にかかわっていると定期的に訪れるサイトの１つだろう。
2-2. J-Net21（中小企業向け情報サイト）
J-Net21はなんかいっぱいのってるサイトという感じ。多岐にわたりすぎている。中小企業基盤整備機構が運営する情報サイトで、中小企業向けの経営支援情報が豊富に掲載されている。補助金情報だけというよりは、経営改善や資金調達に関する記事も充実しており、幅広い情報を仕入れられる。補助金をやるうえで使えるのは下記のページ。
2-3. 地方自治体の公式補助金サイト
多くの地方自治体では、独自の補助金制度を設けている。これらの補助金は、地域特化型の支援策であり、地方自治体の公式ウェブサイトで情報を公開している。「県名＋補助金」や「市区町村名＋補助金」で検索すれば出てくる。それぞれ載っている内容が異なるため、両方探しておくのがよい。例として世田谷区の場合は下記の通り。
3. 民間の補助金情報サイト
3-1. 補助金ポータル
補助金ポータルは、民間企業が運営する補助金情報サイトで、全国の補助金情報を一括で検索することができる。登録することで、最新の補助金情報をメールで受け取ることも可能。また、過去の補助金採択事例や、申請のポイントなども解説されているため、補助金初心者にもわかりやすいサイトとなっている。補助金だけでなく、給付金等の情報もあるため日常から見ておくのもよい。
4. その他の情報収集方法
4-1. 商工会・商工会議所
商工会や商工会議所では、地域の中小企業向けに補助金情報を提供していることが多い。特に、持続化補助金などの申請時には、商工会議所のサポートが求められ、事前に相談しておく必要がある。補助金の締め切りよりもかなり早い段階で相談に行っておかないと、補助金に必要な書類を出してもらえないため、補助金発表後1週間で社内で話をまとめて相談にいく感じで。例として東京商工会議所のページを載せておく。
4-2. 金融機関の経営相談窓口
銀行や信用金庫で補助金申請のサポートを行っている場合がある。特に、取引のある金融機関であれば、向こうの方からこういう補助金があるといった案内をくれることがある。初めての補助金は金融機関から紹介してもらったみたいな会社も多いだろう。融資と補助金の併用についてのアドバイスを受けることも可能。また、金融機関によっては補助金専用の部署やサービスの開発も行っている。金融機関からすれば、補助金の交付金は回収性が高いお金である。普段よりも多めに貸せるので成績を稼ぎやすい。無料でやってくれるところも多く、金融機関に手伝ってもらったらそこで借りてあげるのが義理だろう。例としてりそな銀行のページを下記に掲載する。りそな銀行は受けれる補助金があるか簡易診断してくれるシステムを作っている。
4-3. 中小企業診断士や補助金コンサルタント
専門家のサポートを受けることで、補助金申請の成功率を高めることができる。特に、中小企業診断士や補助金に特化したコンサルタントに依頼すると、申請書類の作成や事業計画の策定をスムーズに進めることができる。まあほぼ有料。
5. まとめ
補助金情報を効率的に収集するためには、定期的な情報チェックが欠かせない。また、複数の情報源を活用することが重要。情報収集先を一か所に絞っていると見逃しが多くなる。
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